雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2010-05-18から1日間の記事一覧

人間のない神/倉橋由美子

倉橋由美子の1960年代初頭の短編集である。 そこには時代背景が影響しているのか、政治を戯画化するようなテーマがある。 倉橋由美子を語るキーワードとして、反時代性だとか、反リアリズムだとかいうのをよく見るが、例えば「政治」というテーマを扱う手さ…