雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2010-06-11から1日間の記事一覧

マリコ/マリキータ/池澤夏樹

せっかくだからと池澤夏樹をもう一冊。 これは短編集である。 改めて読んでみると、なかなか面白かった。 これらの短編に通底しているのは、失われたものへの回想であり、そして、外部へと誘う力のようなものを暗示させる。 失われたものたちは、残されたも…