雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2010-12-07から1日間の記事一覧

二つ枕/杉浦日向子

今更ながらに杉浦日向子の作品の魅力について語るのは、かなり野暮なことに他ならないと思うのだが、ふと読み返してみたこの作品の巧さに、思わず読み耽ってしまった。 舞台は江戸時代の吉原の遊郭の、しかもその「二つ枕」の床の中。 4人の花魁と、そこに…