宮本常一の自伝である。 その平易で気負いの無い語り口で、すいすい読めてしまう。 山口県周防大島に生まれ、やがて柳田國男、澁澤敬三に導かれ、民俗学の徒となる。 だが、この本に書かれているのは、その生涯の一部分にすぎない気がした。 もちろん全てを…
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