雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2012-01-26から1日間の記事一覧

大いなる自由/ジュリアン・グラック

だいぶ前から読みかけだったので、改めて読み返してみる。 この本は各篇が数ページから成る散文詩である。 恐らく、眼に見えるものと、そのレトリックの意外性が、詩情を呼び起こすのであろう。 だが、パリの街並みにも、フランスの田園風景にも興味はない。…