2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
そういえば、一時期は「資本論」も全巻持っていたっけ。 だが、読み通した覚えは無い。 この本も読んだのか読んでいないのか定かではない。 たぶん、柄谷行人の「マルクスその可能性の中心」辺りでも読んで、買ったのかもしれない。 ともあれ、読み返してみ…
気になっていたのだけれど、買わずにいた。 だが、ふらっと立ち寄ったブックオフで見つけ、買ってしまった。 この詩集は一日に一篇の詩が書かれている。 立ち読みした時は、自分の誕生日、家族の誕生日、友人の誕生日、それから… 買ってからは、とりあえず1…
何となく図書館で借りてみたのだけれど。 昭和32年に熊本日々新聞に、吉田健一が連載したエッセイらしい。 時代背景を鑑みると、なるほどと思っても良いかもしれないが、ちょっとどうなんだろうと思わなくも無い。 正直なところ、あまりピンと来なかったのだ…
真夜中に目が覚めてしまい、のどが渇いていたので、台所で水を飲み、そのまま何とはなしにリビングでテレビをつけると、この「包帯クラブ」の映画をやっていた。 あまり興味も無く、ただ眺めているうちに、主人公たち(柳楽優弥、石原さとみ、田中圭、貫地谷…
たぶん、はてなに引っ越してくる前から、この本の噂は聞いていた。 聞いてはいたが、特に読もうとも思わなかった。 ふと何気なく、検索してみたら図書館にあったので、借りてみた。 だがこの物語について、何かを語るべきだろうか。 いや、そもそも物語でも…
あまりにも有名な、SFの古典である。 出版されたのは、1949年だから、60年前に想像した35年後の憂鬱な未来であり、この記事を書いている28年前のあり得べき未来、という訳だ。 オーウェルが想像した、そのままの未来は出現しなかったが、質の悪い冗談のよ…
デルスー・ウザーラの名前を知ったのは、黒澤明のフィルモグラフィーだ。 だが、映像作家としての黒澤明は凄いなと思うが、映画監督としてヒューマニズムをテーマに持ってくるので、食指を動かす気は起きなかった。 次に東洋文庫にその名前を見つけたのだけ…
マルコ・ポーロの名前は知っていても、そして、ヨーロッパに「ジパング」の存在を知らしめた本人であるということを知っていても、実際にその著書に触れていなかった。 なので、ひとつ読んでみようと思い立ち、図書館で借りることにした。 ここに描かれてい…
気になっていたので、図書館で借りてみたのだけれど、正直なところちょっと期待はずれだった。 一言で言うなら、アナルコキャピタリズムの概説である。 笠井氏が繰り返してきた観念批判の延長線として、アナルコキャピタリズムに行き着く論理は、なるほど納…
ルバイヤートとは、四行詩という意味らしい。 作者のオマル・ハイヤームは11世紀のペルシア(今のイラン辺り?)の、数学者にして哲学者そして詩人だそうだ。 この本の解説で知ったぐらいの、浅はかな知識を書き連ねるのはやめよう。 簡潔ながら、詠い上げる…
梶井基次郎と中原中也は十代の頃に読んでおく本だと思っている。 というか、いまさら読むべき本ではない気がしていた。 ランボーもそうかも知れない。 もちろん、個人的な独断なので、正しいかどうかは知らない。 しかしそんな考えは、各社文庫本の夏のフェ…