雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2013-06-04から1日間の記事一覧

アルジャーノンに花束を/ダニエル・キイス

この物語へのアプローチを、知性と倫理の相反する哀しみとして読むのが正門だとしたら、裏門はどこにあるのか探してみる。 知恵遅れの主人公チャーリーの報告書の体裁であるから、チャーリーを取り巻く人々の視点から考え直してみるのが有効だろうと当たりを…