雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2013-07-24から1日間の記事一覧

裸婦の中の裸婦/澁澤龍彦、巌谷國士

澁澤龍彦氏の最晩年のエッセイである。 架空の対話形式で、裸婦を扱った絵画を縦横無尽に語っている。 かつてのような、ある種の教養主義的なトーンはなりを潜め、呑み屋での雑談のように軽やかだ。 連載の途中で病に倒れたため、巌谷國士氏が引き継いでいる…