雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしのいるところ/ジュンパ・ラヒリ

なんとなく借りてみた。 ずいぶん昔に「停電の夜に」を読んだ覚えがある。 だがそれだけで特に気になっていなかったが、ふと読んでみようと思った。 どこかイタリア?の古い街に暮らす中年女性が主人公である。 瑣細な事が気になるような性格で、共感できる…

2020年6月30日にまたここで会おう/瀧本哲史

久しぶりに瀧本哲史の著作を読む。 一時期、「君に友だちはいらない」を読んだ上司が心酔し、社内で回し読みがあったことを懐かしく思った。 この本は東大での講演を文字に起こしたものであるため、話題は飛んだり説明が足りなかったりもするが、趣旨は分か…

イスラム飲酒紀行/高野秀行

taknalというアプリですれ違った一冊。 禁酒が戒律であるイスラム圏で酒を飲むというエッセイ。 面白可笑しく書かれているのであるが、見えてくるのは文化の多重性であり、異文化に対する無理解だという事が分かってくる。 イスラムとは何か、ということを理…