雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

収容所から来た遺書/辺見じゅん

おすすめしている人がいて、ちょっと興味を引いたので、図書館で借りてみた。 終戦後、ソ連軍に捕捉され、シベリアに抑留された日本人が60万人もいた。 その事実を、歴史上の出来事としてではなく、こういったノンフィクションとして読むのは、かなりしんど…

センス・オブ・ワンダー/レイチェル・カーソン

読もうと思ってる本のリストにあったので図書館で借りてみた。 自然に対する感覚、耳を澄ますこと、足元を見ること、風を感じること、空を見上げること、そういったものに対するエッセイのようなもの。 短い文章だが、何となく心に残る。 センス・オブ・ワン…

カムイ伝講義/田中優子

気になったので借りてみた。 白土三平氏の「カムイ伝」を基に、江戸時代の人々の姿を描き出している。 特に農民、穢多、非人といった人々、そして戦いを行わなくなった武士、といったフォーカスの当て方が面白い。 そして、更には江戸時代の人々の価値観の推…

サーチ・インサイド・ユアセルフ/チャディー・メン・タン

マインドフルネスについて、元グーグルのエンジニアであるチャディー・メン・タン氏が解説している本である。 ジョークが読みにくいとかいう評判も目にしたが、そんなことも無く、何とか読み終えた。 300pあるとなかなかのボリュームに感じる。 マインドフル…

秘島図鑑/清水浩史

幻島図鑑を借りる際に、こちらも気になったので合わせて借りた。 こちらが、先に出た本のようだ。 無人島だけでなく存在しない島、行きたくても行けない島、なども含まれている。 日本は島国だというけれど、島であることを意識することは少ない。 何となく…

幻島図鑑/清水浩史

本屋で見かけて買おうかどうしようか迷っていたけれど、図書館にあったので借りてみた。 日本の無人島の紹介と探訪記といったエッセイである。 また、島の写真も美しい。 無人島になってしまう経緯、島民の思い、というところに焦点を当てているのが面白い。…