雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧

エストニア紀行/梨木香歩

身近なことが騒がしい時は、とても遠くのことを考えることにしている。 エストニア、と聞いて思い浮かべられるものは、正直なところ何もない。 バルト三国の一つと聞いても、位置関係も判っていない。 単に自分の教養の無さでしかないけれど、それだけ遠い国…

四国八十八ヶ所感情巡礼/車谷長吉

ひと段落着いたので、通常の読書に戻る。 図書館の中でどんなジャンルを読みたいのだろうかと考えているうちにフロアの端まで来てしまう。 小説でもないし、実用書でも無いし、と思っているうちに、紀行文はどうだろうかと思った。 車谷長吉、名前は何となく…

抗がん剤治療と上手につきあう本/岩瀬弘敬、陶山浩一、岡本恭一

ひと通り読んだがん関連の本も、これでやめようと思う。 この本は、抗がん剤について、その作用と副作用、注意事項、金額などを効率よくまとめている。 むしろ電子書籍で検索できたほうが良いと思う。 たぶん、医師から説明されて、あまり理解できなかったと…

身近な人ががんになったときに役立つ知識76/内野三菜子

(しばらくがんの本を読み漁るのでご容赦のほど) こちらの本も、がん治療にまつわる様々な知識をコンパクトにまとめていて、参考になった。 お金に関わる各種制度は活用できるものはまだありそうなので、病院に相談してみるべきだと思った。 緩和ケア、ホス…

地図バカ/今尾恵介

何かのニュースを見てて気になったので図書館で借りてみた。 副題が 地図好きの 地図好きによる 地図好きのための本 とある通り、地図そのものに関するエッセイである。 3章辺りから筆が走ってる気がする。 古地図のコレクターとしての戦前の地図の話など、…

がんが再発・転移した時、あなたは?/岩崎瑞枝、清水大一郎、原口勝、江崎泰斗、五十嵐享平

(しばらくがんの本を読み漁るのでご容赦のほど) がんを根治することは難しく、再発・転移となった時、何をどう考えるかと言えば、QOL(Quality Of Life)なのだろう。 そういった意味では、この前に読んだ「余命6か月」の本と内容は被るのだけれど。こちら…

大切な人が「余命6か月」といわれたら?/ホスピスケア研究会監修

(しばらくがんの本を読み漁るのでご容赦のほど) 6か月が長いのか短いのか考えたけれど良く分からない。 この本はがん患者の家族にフォーカスを当てて、患者と寄り添うためのノウハウ本のように思った。 告知をどう伝えるか、あるいは伝えないのか、ホスピ…

がんを告知されたら読む本/谷川啓司

(しばらくがんの本を読み漁るのでご容赦のほど) がんについて、治療について、そういった知識が全くないので、改めて読んでみた。 図書館で眺めていると様々な本があったが、これが一番初心者向けかと思って手に取ったが、選んで正解だと思った。 「がんは…

国立がん研究センターのがんとお金の本

(しばらくがんの本を読み漁るのでご容赦のほど) 結局のところ、治療にいくらかかるのかも分からないし、お金がかかるからと言って止めるわけにもいかないし、そういう心理につけこんで詐欺まがいの話をしてくる人もいるだろうと安易に想像はつく。 本人は…

神様/川上弘美

この前、何となく買った川上弘美の短篇集。 前に読んだときにも思ったけれど、何となく少女漫画の感じがする。 何がどうという説明はできないのだけれど、少女漫画のような肌触りがする。 「くま」は最初と最後に登場し、途中「ウテナさん」が活躍する。 連…

いのちのダンス/吉野ゆりえ

平滑筋肉腫について調べていて、図書館にあったので借りてみた。 失礼ながらTVで活躍している姿を存じ上げないのだけれど、社交ダンスの有名な方らしい。 平滑筋肉腫という病自体が珍しいものらしく、治療法や経過を知りたくて試しに読んでみたのだけれど、…