雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

平家物語(3)

岩波3巻目は、原本の7〜9巻が収められている。 平家がどんどん都落ちしていき、京都に源義仲(木曾義仲)が上洛してくる。 香川の八島に潜む平家に、木曾義仲が討伐に向かうが敗退し、京都での評判を落とす一方、源頼朝が征夷大将軍を鎌倉で拝命し、義仲討伐…

姫君を喰う話/宇能鴻一郎

宇能鴻一郎の名前は、団鬼六、川上宗薫と並ぶポルノ小説の大家としてであり、実際にその作品を読んだことはなかった。 今までの知り合いでも果たしていただろうか。 もちろん教科書に取り上げられることもなく、ただ文学史を眺めていると、この本にも収めら…

平家物語(2)

さて、岩波の2巻目は、原本の4巻から6巻にあたる。 福原京への遷都騒動、寺院勢力との対立、そして奈良焼き討ちといった事件が続き、平家に対する不満の声が高まっていき、伊豆から関東辺りの勢力をまとめる源頼朝が挙兵し、富士川で勝利する。 一方で、長野…

金子光晴 金花黒薔薇艸紙/桜井滋人

金子光晴の名前を知ったのは、高校の国語の副読本で日本の詩人の系譜を見てたときのような記憶がある。 実際の詩を読むのはずっと後で、その前に金子光晴へのインタビューが面白いとか、自伝がいくつかあるけど食い違っているだとか、そんな話を聞いていた。…