いったい何を書いているのか?誰のことを書こうとしているのか?実は告白なのではないのだろうか
- 作者: アントナンアルトー,粟津則雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/10
- メディア: 単行本
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正直なところ、何度読んでも判らない。
文章の意味するところが判らない。
「肉体」とは?「空虚」とは?「孤独」とは?
アルトーはほんの一時期、シュルレアリスムに近づいただけだったと思う。
その作品は、まったく違う星の言葉を読んでいるようだ。
この本の「ヴァン・ゴッホ」は最晩年の作品であり、「神経の秤」「芸術と死」はシュルレアリスムの頃の作品だが、そこにあるのは変わらない。
おそらくキーワードは「肉体」「孤独」「性」なのだと思うが、何度読んでも、正しく理解できている自信がない。
まったく別のことを、アルトーは書いているような感じがしてくる。
文庫にもなっている
- 作者: アントナンアルトー,Antonin Artaud,粟津則雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1997/08
- メディア: 文庫
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むしろ、小説としては、「ヘリオガバルス」の方が面白いと思う。
(だが、眩暈に近いものを感じる)
ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト (白水Uブックス)
- 作者: アントナン・アルトー,多田智満子
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1989/06
- メディア: 新書
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