雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

シャーマンズボディ/アーノルド・ミンデル


夢の中で自覚を持つことはまだ出来ない

シャーマンズボディ―心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム

シャーマンズボディ―心身の健康・人間関係・コミュニティを変容させる新しいシャーマニズム


日帰り出張の帰りに買い、2時間の帰りの電車の中で、1/3ぐらいまで読んだ。ちょっと仕事でめげていた時に読んだので、無批判に受け入れてしまっていたが、読み返すとちょっと違った印象があった。プロセス志向心理学(POP)の総元締めである事も知らず、内容がカスタネダに言及しているだけで、買う気になった。
読み返して思うのは、シャーマニズムにおけるトランス状態を現実から乖離した状態として捉えるのではなく、コミュニティにおけるシャーマニズムの役割、そして個々人におけるコミュニティの存在、といったことにポイントを置いて考察している。
後半部分の夢見における自覚、さらには共に夢見を行うこと、社会問題に対する取り組みとして、もう一度考えてみるべきものはあるように思えた。