遠い東の国で戯れる
- 作者: ロランバルト,Roland Barthes,宗左近
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/11
- メディア: 文庫
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東京の中心は空虚である、と要約されることのあるこの本、実は日本について書いているのではなく、日本文化を記号論の観点で読み解くと、という試み、とでも言えようか?
バルト節っぽいのだが、あくまで外部から見たものであり、日本人にとっては「そうかぁ?」という感じは否めない。
それは、話に都合の良いシーニュを取り出しているだけである点に起因するのだと思うが、それがテーマなのだからしょうがないと言えばしょうがない。
日本文化の紹介でもないし、分析でもなく、戯れ?(バルトの大抵の著作はそんな感じだが)