雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

Day dream believer 2/福島聡


うつつはまぼろし

Day dream believer 2 (モーニングKC)

Day dream believer 2 (モーニングKC)


2巻では話がもっとずれていく。クライムアクションかと思わせるような流れになりつつ、それは本筋ではない。福島聡の作るストーリーが、ある種独特なビート感で盛り上がっていく。それは王道パターンではなく、ある種のオフビート的な、ハズシの醍醐味といった感じではないだろうか。最後まで読んでも、タイトルの意味は判ったようで判らないような、微妙なずれとハズシなのだ。やっぱり夢オチかというと、そうでもない。なんとも奇妙な味わいの作品だと思う。