雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

夜のガスパール/アロイジウス・ベルトラン


想像力はどこにあるのか

夜のガスパール―レンブラント、カロー風の幻想曲 (岩波文庫)

夜のガスパール―レンブラント、カロー風の幻想曲 (岩波文庫)


同名のピアノ曲の方が有名かもしれない。
芸術とは何か?
それがテーマなのかも知れない。
19世紀のパリを舞台に語られる散文詩、とでも言えばいいのか?
だが今ひとつピンとこない。言葉の壁だろうか?それとも本質的な詩情の差だろうか?幻想曲と副題にあるが、ここに音楽的なものがあるのかどうかも判らない。幻想とは何か?イメージされるものの全てが幻想とは限らない。だが、幻想とは何だろうか?想像力は何のことだろうか?