雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

時間都市/J・G・バラード


成長するオブジェ、時間の禁止された世界

時間都市 (創元SF文庫)

時間都市 (創元SF文庫)


何となく引っ張り出して、バラードを読み返してみる。
1960年代の短編集であり、さまざまなアイデアのエッセンスが詰まっている。
その後、別に集められる、「ヴァーミリオン・サンズ」ものも現れている。
詩を取り戻す詩人、成長するオブジェ、時間の禁止された世界、永遠にたどり着けない列車、復讐のためのノート、人口増加と居住スペース、時間旅行と暗殺。
多分、高校生か大学生の頃に読んだのだと思うが、改めて読み返してみてもそれらのアイデアに新鮮さを感じる。