- 作者: 朝吹亮二
- 出版社/メーカー: 思潮社
- 発売日: 1987/09
- メディア: 単行本
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00から始まり、99で終わる、100篇の詩集である。
ここで描かれるのは、言葉そのものであり、性愛でもあるのだが、欠落の偽装や、音節の切断、ひらがなのみでの表記、改行の有無、意図した反復、鍵括弧での括り出しなど、読まれる詩としての技巧も凝らしてゆく。
だが、朝吹亮二の詩は、言葉をまるでコワレモノのように扱っている。
詩であることの境界線の辺りをそっと探るような。