雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢/マックス・エルンスト


目くるめく

カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢 (河出文庫)

カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢 (河出文庫)


「百頭女」に続くエルンストのコラージュロマンである。
修道会に入るまでの経緯は文章だが、入ってからの出来事がコラージュとなる。
ストーリーがあって無いような、あくまでコラージュの目くるめく展開を追うのがこの作品の味わい方だろう。
そして、この本はある種の教養小説かもしれない。


持っているのは、ハードカバー。

この2冊は、何が違うのか