雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

リーダーになる/ウォレン・ベニス

ここで言ってるリーダーとは、管理職予備軍のいわゆる、チームリーダーの事ではない。
新たなビジネスを牽引する人材、新たな領域に踏み出していく人材、そういった姿である。
ということを理解するのに、十数ページもかかったのは、読み手が悪かったのだろうか。
また、アメリカの事例ばかりが目に付くのだが、それに慣れるまで数章かかったのも、読み手が悪かったのだろうか。
そして読み進めるうちに、だんだん飽きてくる。
この本は、リーダーと呼ばれる人たちの特徴的な点が、ずっと列挙されている。
だが、ふと、彼らは彼ら自身であるがゆえにリーダーなのであり、それを読んだところで彼らに成るわけでもないし、自分が自分自身である事に対してこの本は何の役にも立っていないのではないだろうか、と思ってしまった。
一度そう思ってしまうと、もう読む必要がない気がしてくる。
新たな発見も無く、考えさせられることも無く、ただ字面を追っている気がしてくる。
この手の本の読み方がよく判らない。


リーダーになる[増補改訂版]

リーダーになる[増補改訂版]