実に読みにくい文章だと思ったのは、最近の文章に慣れすぎてしまった所為かとも思ったのだが、一概にそう言い切れる物でもないようだ。
廣松渉について名前は知っていても、その思想に触れたのはこの本が初めてだ。
文章が読みにくいことを差し引いてみると、その論理はシンプルな気がした。
シンプルであるがゆえに、それを律儀に定義付けよう、論理的に組み立てようとすると、判りにくくなってしまっているような気がした。
気になったキーワードは共同主観性だろうか。
今ひとつ読みきれていない気がする。
- 作者: 廣松渉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1988/01/20
- メディア: 新書
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