シオランの本もまた、時々読みたくなる。
一時期は次から次へと読み漁ったっけ。
この本は、シオランが22歳の時に書いた本だ。
語られるのは、眠れない夜であり、生に内在している死であり、理性への不信であり、そして虚無へのオマージュ。
これらの言葉がどこかへ連れて行ってくれるわけではない。
いまここにいることを、痛みを以て再認識させられる。
- 作者: E.M.シオラン,金井裕
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 1991/05
- メディア: 単行本
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