ふと、杉浦日向子女史の江戸モノが読み返したくなった。
自分の中での江戸ブームが続いているのかもしれない。
タイムトラベルして、江戸の街を散策し、そのスケッチと文章をまとめた、という体裁の本である。
一口に江戸時代といっても、200年もあるわけだし、町だって当時の世界最大の都市だ。
とはいえ、長閑だ。
田園風景が長閑だというのとは違う、長閑さがあるようだ。
もっともそれは、杉浦日向子女史によって描き出されたものに他ならず、それも江戸の極めて一部なのであり、きっと自分の目で見たら異なるのだろうとは思う。
それでも、しばし浸ってみる。
- 作者: 杉浦日向子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1989/04/28
- メディア: 文庫
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