雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

江戸アルキ帖/杉浦日向子

ふと、杉浦日向子女史の江戸モノが読み返したくなった。
自分の中での江戸ブームが続いているのかもしれない。
タイムトラベルして、江戸の街を散策し、そのスケッチと文章をまとめた、という体裁の本である。
一口に江戸時代といっても、200年もあるわけだし、町だって当時の世界最大の都市だ。
とはいえ、長閑だ。
田園風景が長閑だというのとは違う、長閑さがあるようだ。
もっともそれは、杉浦日向子女史によって描き出されたものに他ならず、それも江戸の極めて一部なのであり、きっと自分の目で見たら異なるのだろうとは思う。
それでも、しばし浸ってみる。

江戸アルキ帖 (新潮文庫)

江戸アルキ帖 (新潮文庫)