雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

正体不明/赤瀬川原平

本棚を片付けていて、何気なく手にとって見入ってしまった。
赤瀬川原平氏の写真は、アマチュアとプロの間で、芸術と超芸術の間にあるようだ。
いわゆる散歩写真とも言えるのだけれど、そうとも言い切れない何かが写っている。
トマソン物件だけでない、芸術的なるものでもない。
やっかいなことに、街でスナップ写真を撮ると、赤瀬川原平氏の下手糞な物真似のようになってしまう。
だが、これぐらいは撮れるだろうと思っても、やっぱり下手糞な物真似にしかならない。
やっかいな本である。


正体不明

正体不明