何となく寝ながら頁をめっくていた。
本を読みたくないのか、読みたいのか良くわからない。
ハーフサイズカメラは今でも使っている。
とは言っても、旅行先で電池の心配の要らないOLYMPUS PEN EE-2が、専ら出番が多い。
本当はオリジナルのPENで綺麗に撮りたいのだが、やはり露出もピントも全てマニュアルとなると、ちょっと億劫だ。
ハーフサイズカメラはその名の通り、1/2サイズで撮影するので、1本のフィルムで2倍撮影が出来る。
画質が劣るとは言え、スナップ写真ならそう気になるほどでもない。
というか、隅々までシャープな写真は気持が悪い。
ややピントの甘い、柔らかな空気感の写真の方が思い出には相応しい。
この本はそんなハーフサイズカメラの入門書であり、その魅力が語られている。
そもそも、カメラといえばデジカメとなってしまった現在、フィルムカメラそのものが好事家のものであり、50年前のハーフサイズカメラを未だに使っているのは、酔狂の極みなのかもしれない。
だが、機械を弄くってみたいという欲望に、カメラという製品はうってつけだ。
ましてや、もしかしたらちゃんと写っていないかも、と思いながらシャッターを押す瞬間は、デジカメでは味わえない。
(と思ったが、液晶画面を持たないVQ-1015みたいなトイデジは、同じなのだろうか)
久しぶりに、OLYMPUS PENを持って、散歩でもしようかという気になる。
そして、そういう気にさせてくれるこの本は、未だに手放すことができない。
使うハーフサイズカメラ (クラシックカメラMini Book)
- 作者: 飯田鉄
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 1999/10
- メディア: 単行本
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