ようやっと、読み通した気がする。
というのは、後半の方は初読の様な気がしたからだ。
文字通り100本の漢字に関する随筆だ。
前半は漢字に籠められている、古代中国の呪術的世界の記述である。
気持の良いくらい断定的に書かれているので、恐らく付いて行けなくなって、読むのを止めていたのだろう。
だがそれを読み進むうちに、ぐいぐいと引き込まれていく。
惜しいのは、どの文章も短いので、もうちょっと読みたいと思ってしまう。
このままでは、白川字書群を買うのは、時間の問題かもしれない。
まずは、値段もボリュームも手ごろな「常用字解」辺りが気になりだしている。
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