雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

漢字百話/白川静

ようやっと、読み通した気がする。
というのは、後半の方は初読の様な気がしたからだ。
文字通り100本の漢字に関する随筆だ。
前半は漢字に籠められている、古代中国の呪術的世界の記述である。
気持の良いくらい断定的に書かれているので、恐らく付いて行けなくなって、読むのを止めていたのだろう。
だがそれを読み進むうちに、ぐいぐいと引き込まれていく。
惜しいのは、どの文章も短いので、もうちょっと読みたいと思ってしまう。
このままでは、白川字書群を買うのは、時間の問題かもしれない。
まずは、値段もボリュームも手ごろな「常用字解」辺りが気になりだしている。


漢字百話 (中公文庫BIBLIO)

漢字百話 (中公文庫BIBLIO)

持っているのは、中公文庫
漢字百話 (中公新書 (500))

漢字百話 (中公新書 (500))

中公新書でも出ていたようだ