アラブの春からウォールストリート占拠に至った2011年に対して、ネグリとハートは新しい民主主義を夢見たのなら、ジジェックは何を見たんだっけ、と思って再読した。
相変わらず読書効率が下がっているのは、日常の疲労もある。
ブログを書くために本を読んでいるわけではないのだから、別に気にしているわけでもないが、記事が少ないとAmazonポイントが低いようだ。
それはどうでもいい。
この本では、映画バットマンの新シリーズやTVドラマを通じて、不可視の資本主義的独裁を批判し、革命的勢力の不可能性を論じていると思った。
単純な二項対立では語れない現実をラカンとマルクスをキーワードに紐解いていく。
ジジェックにしては比較的読みやすいほうの本であるのに、上手く理解できていない気がする。
- 作者: スラヴォイ・ジジェク,長原豊
- 出版社/メーカー: 航思社
- 発売日: 2013/05/31
- メディア: 単行本
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