この本もまた図書館で借りた。
前に読んだ「融解するオタク・サブカル・ヤンキー」で紹介されていた。
良い意味で退屈な小説だ。
なぜなら舞台となる世界は退屈な世界だからだ。
ファスト風土に闇は無い。
全ては商品として消費される。
そしてこの本は青春小説でもある。
退屈な世界の退屈な青春では悩みも性もファストフード並だ。
読んでみた方が良いかというと、読んでみなくても退屈さは変わらないし、かといって読むに値しないかというと、この退屈さからは逃れられないという地獄のような世界を再認識するのに必要だろうと思う。
- 作者: 山内マリコ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
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