雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

仙人/芥川龍之介

この本もまた電子書籍で読む。

滋賀の瓢箪好きの男の話だ。

 芥川龍之介の笑いは、乾いた、皮肉めいたものがある。

それが鼻につくような感じもするが、ちょっとくせになる感じもする。

夜の新幹線で、酒を飲みながら読んだせいもあるかもしれない。

 

と思ったら、芥川には3篇も仙人というタイトルの作品がある。

もう1つは、大阪を舞台に、仙人になりたい男が口きき屋の紹介で医者に奉公し、やがて本当に仙人になってしまう話。

さらにもう1つは、中国を舞台に、鼠に芸をさせている男が仙人に出会って富を得る話。

どれも、皮肉めいた笑いがある。

芥川は仙人に憧れていたのだろうか。

 

仙人

仙人

 
仙人

仙人

 
仙人

仙人