この本もまた図書館で借りた。
というか、何ヶ月も本を読んでいないという状況はどうなのか。
もう、自分は本というメディアと決別するのだろうか。
と、そんなことを考える訳も無く、図書館で目についた本を借りてみた。
名前は見覚えがある。
というか、図書館に文庫で入っているということは、推して知るべし。
実際のところ、面白いのであった。
泣けなかったけれど。
思い出したのは、ポール・オースターの「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」である。
そう思うと、物語そのものがリミックスな時代なのかもしれない。
もともとの連載の途中で東日本大震災があったとのことで、そのこと自体も語られる。
そして、作者名を「うぶかたとう」であることを、この本で初めて知ったのであった。