2020-06-12 金沢・酒宴/吉田健一 物語 何となく読み返してみる。 Twitterをはじめとする短文に慣れていると、なんと読みにくい文章であることか。 だらだらと句読点もなく続く文章は、詩的というか、回りくどいというか。 そして金沢という舞台設定は、金沢という街を紹介するでもなく、むしろマイナス評価の上に物語を組み立てる。 その意味で金沢の小説なのだが、金沢でなくても良い小説になっている。 金沢・酒宴 (講談社文芸文庫) 作者:吉田 健一 発売日: 1990/11/05 メディア: 文庫 金沢・酒宴 (講談社文芸文庫) [ 吉田 健一 ]価格: 1320 円楽天で詳細を見る