この本もまた図書館で借りた。
人気が高くてかなり待ったと思う。
読んだ第一印象は、これは再生の物語だと思った。
まず、推しを通じて世界との関わりを持つ主人公、という設定が面白いと思った。
その推しの暴行事件(の疑い?)がきっかけで、主人公と世界の関わり方が変化していく。
あらすじを語ることは、この作品の理解には役に立たないだろうが、語りたくなってしまうような舞台が設定されている。
第一印象で再生の物語だと言ったが、もう一点、推しとの関係が痛みの感覚で語られるところは、松浦理英子の「ナチュラル・ウーマン」を連想させた。
短い作品ながら、なかなか面白いと思った。
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