雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

江戸を歩く/田中優子、石山貴美子

この本も図書館で借りてみた。

何となく旅の本が読みたいと思った。

壮大な旅行記ではなく、小旅行のエッセイみたいなものが読みたいと思った。

この本は東京に残る江戸の痕跡をめぐるエッセイである。

写真も美しいが、江戸文化への切り込み方が鋭いと思った。

単なる江戸への憧憬だけではなく、背後の社会への視線が面白い。