雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

夜のミッキーマウス/谷川俊太郎

日曜の午後に何となく読み返してみた。

谷川俊太郎の詩の良さが分かったのは、30代も後半の頃からだった。

西脇順三郎の詩Catullusにもあるように、詩は「髭のない少年」のためにあるのではないといったところか。

ともあれ、この詩集は自身の解説にもあるように、様々なトーンの詩を集めている。

時折、鋭くえぐられるような言葉にも出会う。

だがそれが何かは言うべきではないと思っている。

今まで詩について誰かと話をしたこともないし、密やかな楽しみとして取っておこうと思っている。