雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

たったひとつの冴えたやりかた/ジェイムス・ティプトリー・ジュニア

おすすめされたので借りてみた。

過去の人類の歴史を調べている学生が図書館司書におすすめされた本を借りるという設定で話は語られる。

現在から見ると遠い未来で、物語から見ると遙か昔に、人類が異星人とファーストコンタクトした話、という風に纏められるかと思う。

全く異なる形態の異星人とのコンタクトはどのように行われるのか、という思考実験でもあり、ある種のオプティミズムでもある。

それは、皮肉でもなく、作者の人類への信頼と読んだ。

面白いSFだと思う。