雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

汽車旅の酒/吉田健一

一言で言うなら、ふざけた本である。

酒呑みによる、酒呑み中心の論理で書かれたエッセイだ。

たぶん、酒を呑まない人からしたら、屁理屈、こじつけ、言いがかりに見えるかもしれないが、酒を嗜む身からしたら至極真っ当な話ばかりである。

当然、酒を嗜むので、楽しく読めた。