良くも悪くも坂本龍一氏は変わったのだと思った。
それを否定する気はないけれど、考えの距離感を実感した。
いや、もともとそんなに距離が近いと感じていたのかどうかも疑問なのだが、遠いところの人のように思った、という言い方のほうがしっくりするかもしれない。
思い出話と当時の作品作りについての考え、アメリカへの思いなど、その時こう考えたとして記録されている。
それに対して距離を感じるというのは、時間的なものなのか、場所的なものなのか、あるいは両方なのか、全く別のものなのか、即座に判断はできない。
おそらくは場所的なもののように思う。
この本が書かれた当時の坂本氏と、今の自分が同年代だということから、新たな違いというものを意識したようにも思う。
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