雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

マイ・ロスト・シティ/スコット・フィッツジェラルド、村上春樹訳

フィッツジェラルドを読んだのは何年ぶりだろうか。

もしかすると20代の頃読んだのが最後かもしれない。

手に取ったきっかけも覚えていない。

フィッツジェラルドのこの雰囲気は、当時どう思ったのだろう。

それでも、処分せずに本棚に残っていたということは、何かしら呼応するものがあったのだろう。

この村上春樹セレクトの短篇集に通底している懐かしさ、やるせなさ、哀しさ、そういったものはどこかしら影響を受けたような気がする。

どこにどう影響を受けたのか説明することは難しいのだけれど。