雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

民主主義は、いま?

アガンベンが気になったので、図書館で借りてみた。

民主主義について、以下の8人の論考が収められている。

ジョルジョ・アガンベン

アラン・バディウ

ダニエル・ベンサイード

ウェンディ・ブラウン

ジャン=リュック・ナンシー

ジャック・ランシエール

クリスティン・ロス

スラヴォイ・ジジェック

主にフランスを中心とした範囲で、それぞれの視点や論点は異なる。

それぞれをひとつひとつ丁寧に追っていくのはくたびれるし、そうすることに意味があるのか良く分からない。

どうやら共通する認識とし、民主主義という主義そのものは存在しないか、言葉の意味が希薄な概念だという点があって、そこから政治的な問題と社会的な問題に分岐したり、制度の話だったりコンセンサスの話になっているように思った。

また、民主主義の起源をプラトンや、フランス革命に求めるのは、共通の考えのようだった。

たぶんフランス現代思想の文脈での考察であるため、リファレンス先が似か寄るのかもしれない。

では日本で考えるとしたら?

と思ったけれど、まさにイデオロギー的な話なので、これ以上はここでは書かない。