雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

藁のハンドル/ヘンリー・フォード(竹村健一 訳)

何となくフォードの創業者の回想録を読んでみた。

書かれたのは20世紀初頭で、翻訳されたのは90年代のようだ。

今まで企業とか働くこととかについて考えたこともないので、異なる考え方の人と話を聞いているような距離感と驚きと分からなさがある。

社長をやっている友人は何人かいるので、経営者という立場の人間はどう思うのか、ちょっと聞いてみたいところだけれど、まぁそんなに面白い話でもないし、正直なところ興味もあまりない。

そしてこの本は、訳者の竹村健一が時々、注の形で口を挟んでくる。

それは90'sの日本に物申す経済評論家としての顔のように思った。

遠い記憶の中で、CMに出てたり、テレビ東京の経済番組に出てたと思う。

しかし、こういったビジネス書の領域は、もう読まなくても良いだろうか。