アドラー心理学は最近知ったので、解説は何冊か読んでいるが、著作を読んだのはこれが初めてだ。
テーマが多岐にわたっていて、要約するのも難しいが、個人心理学の入門的な著作なのかもしれない。
人生の困難は、他者との生活、仕事、愛の3つの困難であり、その中でも他者との生活、すなわち共同体意識の不足が根本原因にある、と主張していると思った。
それが正しいのかどうかは、よく分からない。
専門的であるのと、それに対して異議を唱えられるほど多くの人に出会ってはいない。
直感と印象だけで言うなら、そんな単純化できるのだろうか、と思うが、何の根拠も事例もない。
たぶんアドラーについては、オリジナルの著作にあたるより、解説の本のほうが自分にとっては理解しやすいのかもしれない。