久しぶりに内田百閒を読み返してみる。
何度読み返しても面白い。
たぶん自分の笑いの感覚やセンスのようなものは、内田百閒からも感化されているような気がする。
気がするだけで、百鬼園先生のような大人物ではないのだけれど。
この随筆集はけっこう借金の話が出てくる。
その中で、金は物質ではなく事象だ、みたいな持論が展開される。
それは、借金が返せないことの言い訳の一部なのだけれど、すべてが電子データの更新で済まされてしまうキャッシュレス社会を、図らずも予見したかのようだ。
もちろん、そんな深読みはただの誤読なのだけれど、そんなくだらないことを考えたくなるのも、百鬼園先生に感化されすぎてるんじゃないかと思う。
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