雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

百鬼園随筆/内田百閒

久しぶりに内田百閒を読み返してみる。

何度読み返しても面白い。

たぶん自分の笑いの感覚やセンスのようなものは、内田百閒からも感化されているような気がする。

気がするだけで、百鬼園先生のような大人物ではないのだけれど。

この随筆集はけっこう借金の話が出てくる。

その中で、金は物質ではなく事象だ、みたいな持論が展開される。

それは、借金が返せないことの言い訳の一部なのだけれど、すべてが電子データの更新で済まされてしまうキャッシュレス社会を、図らずも予見したかのようだ。

もちろん、そんな深読みはただの誤読なのだけれど、そんなくだらないことを考えたくなるのも、百鬼園先生に感化されすぎてるんじゃないかと思う。