気になった本は電子メモに残しているのだけれど、よっぽどのことが無いと見返さない。
この前、とある20年ぐらいかかって刊行しているシリーズの新刊を買ったついでにメモを見返して、この本の事を思い出した。
どこで見かけたのかはもう覚えていないけれど、ネット記事のどこかだったような気がする。
ダメもとで図書館で調べたら、貸出可能だったので借りてみた。
旧郵政省、現在の日本郵便に切手・葉書室という部署があって、そこで切手のデザインをしている8人のデザイナーの肖像を描いたドキュメンタリーのような随筆のような本である。
デザイナーそれぞれの個人的なエピソードが物語のように描かれる。
それは個人的で小さな物語かもしれないけれど、それぞれがそれぞれの人にとってとても大切なエピソードであるという当たり前のことに、気づかされる。
そして切手デザイナーという、あまり知られていない職業の魅力を引き出すことにも成功している。
面白くて興味深くて、あっという間に読み終えてしまった。
