さて、岩波の2巻目は、原本の4巻から6巻にあたる。
福原京への遷都騒動、寺院勢力との対立、そして奈良焼き討ちといった事件が続き、平家に対する不満の声が高まっていき、伊豆から関東辺りの勢力をまとめる源頼朝が挙兵し、富士川で勝利する。
一方で、長野の木曾義仲も挙兵する動きが聞こえて、世の中がざわついている中、平清盛が逝去する。
誇張した表現なのだろうけど、周りにいる人間が耐えられないぐらいの熱病に倒れる。
頼朝を討伐できないのが心残りだとか言い残し、葬儀でも不審な火災が発生する。
本筋ではないけれど、不安な世の中の兆しなのか、鵺(ぬえ)の章も面白い。
頭は猿、胴体は狸、尾は蛇、手足が虎という化け物が現れたり、内裏の上を化け鳥が鳴きながら飛び回ったりする。
文学がどうとか、史実としてどうとか、と言うより、口承のエピソードの寄せ集めとして、どんどん流し読みしてゆく。
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