雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

平家物語(2)

さて、岩波の2巻目は、原本の4巻から6巻にあたる。

福原京への遷都騒動、寺院勢力との対立、そして奈良焼き討ちといった事件が続き、平家に対する不満の声が高まっていき、伊豆から関東辺りの勢力をまとめる源頼朝が挙兵し、富士川で勝利する。

一方で、長野の木曾義仲も挙兵する動きが聞こえて、世の中がざわついている中、平清盛が逝去する。

誇張した表現なのだろうけど、周りにいる人間が耐えられないぐらいの熱病に倒れる。

頼朝を討伐できないのが心残りだとか言い残し、葬儀でも不審な火災が発生する。

本筋ではないけれど、不安な世の中の兆しなのか、鵺(ぬえ)の章も面白い。

頭は猿、胴体は狸、尾は蛇、手足が虎という化け物が現れたり、内裏の上を化け鳥が鳴きながら飛び回ったりする。

文学がどうとか、史実としてどうとか、と言うより、口承のエピソードの寄せ集めとして、どんどん流し読みしてゆく。