雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ムーン・パレス/ポール・オースター

なんとなく弱っているものだから、好きな本でも読むことにした。 この本を読むのはもう何度目か分からないが、何かあると逃げ込みたくなるアジールのようなものになっている。 本を読んで人生が変わるというのは度を越した誇張だと思うが、何か息が楽になる…

日和下駄/永井荷風

本を読むペースが落ちているのは、寝不足が続いているからだ。 寝不足なのは、残業が続いているからだ。 この本はあまりにも有名だから、内容を改めて解説することもないだろう。 読みながら思ったのは、荷風は何を見ていたのかということだ。 現在から過去…

江戸はネットワーク/田中優子

この本もまた図書館で借りた。 江戸時代の社会構造は封建制だと学校では習ったと思うが、武家社会や公家社会や町民社会など、さまざまな権力構造が多層的に入り組んでいたのではないかと思う。 それらの様々な社会を横断する俳諧、狂歌、黄表紙、浮世絵、芝…