ラジオで紹介されていたのでちょっと借りてみた。
アナログ vs デジタル、という構図で、デジタル的なものに対してアナログなものがリベンジする、という物語が繰り返される。
対象はレコード、ノート、フィルムなどのアイテムである。
この本が書かれるためにインタビューをしているようなのだが、その内容の多くは語られず、あくまで著者によって語られるアナログのリベンジ、という物語である。
事実として、レコードの売り上げが伸びている、ということと、とあるレコード店主の物語とは、あまり直接的な関係はないのだけれど、リベンジという物語で語られてしまう。
これは何の本なのか。
新しいビジネスを語るビジネス書のようでもあり、アナログなアイテムに関する随筆のようでもあり、アナログアイテムのリベンジという物語のようでもある。