コミック
ふと読みたくなって、押し入れから引っ張り出して読む。 4つの軸の主人公がいる茄子に関連する連作短篇。 農家の合間に本を読んでいる高間、事業ををしていた親が夜逃げして弟たちの世話をしている高橋、協調性が無い国重と若隠居したい有野、スペインの自転…
だいぶ前に買ったのだけれど、時々拾い読みしては止めていた。 ようやく読み終えた。 ドラえもんに登場するひみつ道具の解説本であるが、ほとんど忘れていた。 荒唐無稽なのが多いが、当時の社会情勢を反映したかのようなものが、たまに混じっている。 ドラ…
細野晴臣のDaisy Holiday!にゲスト出演されていたので知った。 はっぴいえんど、細野晴臣、村上春樹、そういったものに触れながら揺れ動く心を描いてるエッセイとフィクションの間のような漫画。 たぶん10代の頃に読んだらベストに挙げていたかもしれない。 …
久しぶりに松田洋子の漫画を読んだ。 Twitterでフォローしていて、この本はぜひ紙で買いたいと思っていたのだが、期限切れになるポイントが大量にあったので電子書籍で購入した。 内容としては、幼い頃の思い出から逝去に至るまでの、ご尊父への回想をつづっ…
Koboでキャンペーンで無料だったのでついポチッと。 古代ローマの博物学者の伝記マンガ、といったところか。 プリニウスの変人ぷりをネタにしている、と言うと、どうやらちょっと違うようで、ネロとの関係も今後展開されるような伏線が張ってある。 ともあれ…
家に置いてあったので、読んでみた。 まぁ、らしいっちゃあらしいマンガである。 ギャグマンガの感想など書くものじゃない。 このマンガがすごい! comics 翔んで埼玉 (Konomanga ga Sugoi!COMICS) 作者: 魔夜峰央 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2015/12/2…
何だか調子が良くない、病気というほどではないと思うんだけど、何もかもがつまらなくなってしまうときがある、という日常が続いていて、ふと久しぶりに行った本屋で見つけた本。 田中圭一のことは、コミックキューなどで目にしていたが、あまり読んだことは…
お試しキャンペーンで無料ダウンロード。 今年は映画化もされるし、知り合いがお勧めしていたのもあり、読んでみた。 将棋は分からない。 子供の頃、父に教えられたが、駒の動きを覚えられず呆れられた。 もともと興味もなかったのだろう。 だが、このマンガ…
またもや楽天Koboで0円だったのでぽちっと。 現代の与太郎の下手こいた話から、一気に戦中・戦後へと回想し、助六が登場する。 いよいよ話が展開するしていく気配。 つづきが気になるんだが、これ以上本を増やしたくないし。 電子書籍はありがたいが、細部は…
夏の昼下がりに漫画の一気読み。 もう15年前の作品だったか。 最初に読んだときは、ちょっとぐっと来たっけ。 それは、ハチマキよりもユーリかな。 プラネテス全4巻 完結セット (モーニングKC) 作者: 幸村誠 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2010/11/01 メ…
お試しで、無料ということで、ダウンロード。 こういう読み方ができるのも、電子書籍はありがたい。 買ってから外れだったことに気づくのは悲しい。 松本零士の熱心な読者ではないので、こんな作品があったことは、初めて知った。 青年誌向けということで、…
電子書籍でお試し版があったので読んでみた。 夜中のアニメで何度か観ていた。 面白いかと聞かれたら、面白いと答えるだろう。 最初の方なので、亜人とはどういう存在なのか、といった物語のキーとなりそうなことは、まだ伏せられている。 だが、そういった…
電子書籍で無料お試しがあったので読んでみた。 これだけでは話はよく分からない。 まあお試しってのはそういうことか。 進撃の巨人 悔いなき選択 リマスター版(1) (ARIAコミックス) 作者: 駿河ヒカル,諫山創,砂阿久雁(ニトロプラス),「進撃の巨人…
ちょっと前から夜中にアニメ化されていて、ちょっと気になっていた。 お試しで1巻が無料だったので読んでみた。 落語自体が好きなので、ちょっとこれは読み耽ってしまいそうで危険だ。 本当は寄席とか行ってみたいが、何せ時間が無い。 昭和元禄落語心中(…
本棚の片隅から取り出してみる。 実は連載当初の印象があまりない。 当時、モーニングを買っていたはずなのだが、記憶に残っていなかったようだ。 とは言え、当時住んでいたマンションの近所の古本屋で見かけて、つい買ってしまったのだから、全く覚えていな…
赤瀬川原平氏をひと言で言うなら、現代芸術家なのだろう。 しかし、何か違う。 言い表せていない部分が大きすぎるような気がする。 では何と言えば、上手く言い表すことが出来るだろうかと考えたときに、パロディストなのだろうと思う。 現代芸術の先端から…
何となく読み返す。 もう最近はねこぢるを読む人もいないのではないだろうか。 それとも、一部に熱狂的なファンでもいるのだろうか。 ともあれ読み返してみた。 「たましい」「ひるね」「かぶとむし」の3篇は、ねこぢるにしか描けないんじゃないかと思う。 …
山田芳裕といえば、「へうげもの」なのだろうが、私はこのデビュー作ぐらいしか読んでいない。 芥川龍之介に憧れる平徹と、浅草の下宿先の娘さんの由貴ちゃんとのラブコメ、という線は、どうも後から取って付けたように思えてならない。 どちらかというと、…
この本は、杉浦日向子にしては珍しいエッセイ漫画である。 YASUJIとは明治初頭の浮世絵師の井上安治のことだ。 たまに小林清親は見かけることがあっても、その弟子の井上安治はあまり見かけない。 井上安治の描く東京は、あっけなくて、画者の存在が見えない…
久しぶりによしもとよしとも氏の「青い車」を読み返してみようと思ったのは、数日前にラジオで小沢健二の曲が流れていたからだ。 久しぶりに聞いた小沢健二の歌声は、何だかとても粘っこい感じがした。 演歌のコブシとも違う、絡みつくような感じに近い。 渋…
古い漫画を引っ張り出して読む。 もともとモーニングで連載していたのを読んでいたが、単行本が出たので買ったのだった。 奥付を見ると1997年なので、もう17年前かと思うとこの本のことなど覚えている人などいるまい。 四コマ漫画で食と貧乏が基調にあって、…
恐らく20年ぐらい連載しているのだろうか。 その中でも、この話は初期の方に登場する。 かなり重たく、そして残酷な話だ。 あらすじを以下に記す。 読みたくない人は飛ばしていただいた方が良い。 ここからがあらすじである。 友人を訪ねて老人ホームに訪れ…
流石に朝日文庫版全45巻を一気読みする訳にはいかない。 だが、これであれば、読みたいときにスッと読める。 やはり、サザエさん的なるものは確かに存在する。 もし存在しないのであれば、日曜の夕方のTV版がそんなに続くはずが無い。 原作とTVとは、殆ど異…
何年ぶりかに読み返してみた。 リアルタイムに読んでいたのは、中高生の頃だったろう。 芸能界をネタにしたストーリーが陳腐だとか、80年代的なスカしたコマ割りだとか、そんなことが何だというのか。 やがて、「SEX」で描かれることになる、ある種の特別な…
時代設定としては、ベトナム戦争の頃、'60後半〜'70前半辺りだろうか。 自称カメラマンだが、ドラッグでラリって、女と寝て、借金取りに追い回されている主人公・双真が、謎の女・魔子に誘われるように三月町へと迷い込む。 そこは、人々は『ウサギ』に魂を…
ふと読みたくなって、一気読みしてしまった。 大阪・東淀川の豆腐屋が舞台である。 主人公は、変な髪形の母親・八子と、豆腐のことしか頭にない兄・保、お気楽な弟・進の一家だ。 物語は、そんな一家が中心になっている、ホームドラマである。 大きなテーマ…
「ア○ス」とは「アリス」のことだろう、と思ったのが最初に読んだ時の感想だったと思う。 つまり、「不思議の国」や「鏡の国」を遍歴する少女を連想させる。 だが、主人公は「ナオミ」という少女である。 どうやら狂気の中にいるらしく、繰り返される「トモ…
何があったというわけでもないのだけれども、何だか無力感を感じてしまうのは、日常とどこかでうまく折り合っていないのかもしれない。 だからと言って、折り合ってしまえば良いのかというと、そうはしたくはないようだ。 前にだって後ろにだって進みたくは…
何だかテレビを見るよりは、本でも読もうと読みかけの本に眼を通したのだけれど、読み進めるだけの気力が無くて、何となくマンガを手にとっているうちに、この本に引き込まれてしまった。 近年ドラマにもなったようだし、今更ストーリーを解説してもしょうが…
今更ながらに杉浦日向子の作品の魅力について語るのは、かなり野暮なことに他ならないと思うのだが、ふと読み返してみたこの作品の巧さに、思わず読み耽ってしまった。 舞台は江戸時代の吉原の遊郭の、しかもその「二つ枕」の床の中。 4人の花魁と、そこに…