雨の日は本を読んでいたい

あの時の本を読み返したら、今はどう思うのだろう。いつか読み返すために、思いついたことを書いておこう。読みたい本が尽きなければ、雨の日だって、晴れの日だって、読みたい本だけ読んでいたい。

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

黒いユーモア選集〈1〉/アンドレ・ブルトン

リトマス黒いユーモア選集 1 (河出文庫 フ 7-1)作者:アンドレ ブルトン河出書房新社Amazon ユーモアとは、というか、笑いとは何であるか。 この本に集められているのは、シュルレアリスムの作家の作品ではない。 むしろ19世紀以前のフランス文学である。 こ…

井上井月

作者と作品は井上井月 (蝸牛俳句文庫 6)新世紀出版Amazon 井上井月は、幕末から明治の初めの頃の俳人だそうだ。 つげ義春の「無能の人」にも登場する。 出自も良く判っていないが、伊那の辺りを放浪し、乞われれるがままに俳諧を詠み、揮毫し、大酒を喰らっ…

黄色い本/高野文子

にしかできない黄色い本 (KCデラックス アフタヌーン)作者: 高野文子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/02/20メディア: コミック購入: 23人 クリック: 170回この商品を含むブログ (203件) を見る 高野文子は寡作だ。 この本が最新刊のようだが、それでも…

北園克衛詩集

コトバ・イメージ北園克衛詩集 (現代詩文庫 第 2期23)作者: 北園克衛出版社/メーカー: 思潮社発売日: 1981/06メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (9件) を見る 久しぶりに引っ張り出して読んでみる。 北園克衛の詩は、ひとつは名詞の持つイ…

逆さまゲーム/アントニオ・タブッキ

淡々と逆さまゲーム (白水Uブックス―海外小説の誘惑)作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,須賀敦子出版社/メーカー: 白水社発売日: 1998/08メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (11件) を見る タブッキの小説には、静寂さが満ちてい…

生命とは何か/シュレーディンガー

どこかへ生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)作者: シュレーディンガー,Erwin Schr¨odinger,岡小天,鎮目恭夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/05/16メディア: 文庫購入: 13人 クリック: 99回この商品を含むブログ (82件) を見る シュレーディ…

デュシャンは語る/マルセル・デュシャン、ピエール・カバンヌ

かわすデュシャンは語る (ちくま学芸文庫 テ 1-1)作者:マルセル デュシャン,ピエール カバンヌ筑摩書房Amazon デュシャンがシュルレアリストかどうかは異論があるだろうし、自分自身でもそれはどうだろうかと思う。 だが、ブルトンの「シュルレアリスム宣言…

アルゴールの城にて/ジュリアン・グラック

レトリック・非限定アルゴールの城にて (白水Uブックス 79 小説のシュルレアリスム)作者:グラック,ジュリアン,ジュリアン・グラック白水社Amazon グラックが描いているのは、非限定の世界ではないだろうか?いつとも、どことも知れない世界で、登場する人物…

城の中のイギリス人/アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ

闘牛と遠近法城の中のイギリス人 (白水Uブックス 66)作者:A・ピエール・ド・マンディアルグ,澁澤 龍彦白水社Amazon マンディアルグが匿名で出版した奇書といわれている作品。 シュルレアリスム系の作品には性的な要素が多いが、これもまたそう。 性的な趣味…