2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧
この本もまた図書館で借りた。 正直に言えば、内田樹については食わず嫌いであった。 「街場の」シリーズや「日本辺境論」といった著作のタイトルから、何となく敬遠してしまっていた一方で、レヴィナスの著作の翻訳を手がけていることから、読むべきだろう…
この本もまた図書館で借りた。 この本もまた処分してしまった本だ。 橋本治を読むのは、高校生以来だろうか。 いや、大学時代の女友達が橋本治の講演の話をしていたから、大学生以来だろうか。 ともあれ、それ以降手に取らなかったように思う。 この本は大半…
この本もまた図書館で借りた。 というのも、以前は持っていたのだが、処分してしまったからだ。 いまさら村上春樹について何か書く必要もないし、このデビュー作について書かれている記事なんて腐るほどあるだろう。 何故今更にこの本を読み直したのかといえ…
この本もまた図書館で借りた。 名前ぐらいは聞いたことがあるので、何となく手に取った。 実は自分と同い年らしい。 筒井というサラリーマンが主人公の連作短編らしい。 何と言うか、あまりよく判らなかった。 何となく判るようなのだけれど、やっぱり判らな…
そういえば、最近小説を読んでいない。 TVだってドラマは見ない。 見るとしたら、ニュースか天気予報かドキュメンタリー、たまにはバラエティも見るが、「旅・温泉・グルメ」的なもの。 (全ての条件を満たすのはテレ東か?) ということで、適当に本棚か…
この本もまた図書館で借りた。 流し読みした。 思ったような本ではなかった。 ビジネス関係の情報収集はなかなか難しい。 いま中国人は何を考えているのか (日経プレミアシリーズ)作者: 加藤嘉一出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2012/02/16メ…
この本もまた図書館で借りた。 予約を入れたのが2月で、6月にようやく順番が回ってきた。 安部公房のプライベートの姿を垣間見る本、ではなく、女優・山口果林の半生を綴った本だろう。 たまたま、安部公房がそこにいただけだ。 こともなし。 安部公房とわた…
この本もまた図書館で借りた。 ひとり旅というのは楽しくなく、その前後が楽しいのだ、という著者の意見は、言い得て妙だ。 中高年向けの軽いエッセイではあるが、共感できる部分は多い。 同じ顔ぶれで旅行をしていてもやがて飽きるとか、外国に定住するのは…
この本は、「砂の女」「燃えつきた地図」「方舟さくら丸」といった長編の原型となった短編が収められている。 基本的に安部公房の物語は陰鬱だと思う。 灰色にくすんだ日常のような世界なのだが、どこかしら奇妙な歪みがある。 砂に埋もれそうになっている集…
この本もまた図書館で借りた。 自分が14歳だった頃に、この本があったとしたら、手に取って読んだかというとそうは思わない。 池田晶子という名前は、どこかで聞いたことはあった様な気がするが、読んだのは初めてだ。 この本は平易な言葉で書かれてはいるが…
この本のタイトルが好きだ。 自分としてはむしろ、書を携えて、町へ出よう、なのであるが、あえてさかしまなことを言われると気になる。 この本は、寺山修司のアジテーションであり、お涙頂戴的なエッセイだ。 いまさらどれも真に受けるようなものではないこ…
この本は幾度と無く読み返してしまう。 そして読み返す度に沁みてくるようだ。 何故もこう読み返すのか考えてみると、言っていることが分かりやすいからだろうと思う。 もっと言えば、率直なのだと思った。 韜晦や反語や皮肉ではなく、直截な言葉なのだと思…
死について考えるようになったのは、十代の後半だったろうか。 ありふれた思春期の考えるふりから、始まったのだと思う。 といっても、自殺や殺人を妄想するようなことではない。 その辺りの健全さ、裏返すと、優等生的な発想から逸脱できないのは、あらかじ…
店頭で見かけて気になっていたのに、買うタイミングを逸して、バックナンバーを探す羽目になった。 とは言え、ブックファースト新宿店あたりにあるだろう、と高をくくっていたら、まんまと平積みされていた。 こういう時は、大型書店はありがたいと思う。 雑…
自分のパーソナリティとして宗教的要素が皆無であるが故、仏経典をどのように読めばいいのか、まだ自分の中で定まっていない。 だから、一字一句を「教え」として受け止めることもできないし、それらに対して批判的な立場を取ることもできない。 できるとす…
この本もまた図書館で借りた。 小林秀雄は好きじゃない。 岡潔も知らない。 小林秀雄を読んだのは、高校生か大学生の頃だ。 何冊か読んだが、記憶にも残っていない。 (去年あたり、1冊ぐらい読み返したかもしれない) 内容は忘れているくせに、好きではな…